GBIF-地球規模生物多様性情報機構は、地球上のあらゆる種類の生物に関するデータを誰でも、どこにでも、オープンアクセスで提供することを目的として、世界中の政府から資金提供されて設置された国際的なネットワークであり、データ基盤(インフラ)です。
コペンハーゲンにある事務局が調整を行うGBIFネットワークは、参加国と参加機関から構成され、参加者ノードを通じて、世界中のデータを保持する機関に共通の形式と、オープンソースのツールを提供します。 これにより、ある種がいつ、どこで記録されたかという情報を共有することができます。 18〜19世紀に収集された博物館標本から、この数日から数週間で記録されたDNAバーコードやスマートフォンの写真まで、さまざまな情報源から得られた知見が含まれています。
GBIFネットワークは、ダーウィン・コア(Darwin Core)を含む標準形式を使用することによって、さまざまな情報源のデータを統合します。この標準形式は、GBIF.orgの指標である何億もの種のオカレンス(出現)記録の大部分の基礎になっています。 出版者は、機械可読なクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを使用することでデータセットをオープンアクセスで提供し、科学者、研究者などがこれらのデータを利用して毎日約5件の査読付き出版物(さらには、数多くの政策文書)を出版しています。
GBIF 事務局は、5 年間の戦略的枠組みの中で、年次作業計画を作成し、GBIF 理事会の審査と承認を受けます。